平成18年地球環境基金助成事業
千羽鶴未来プロジェクトは、千羽鶴の再生を通して世界の子どもたちと平和について学びます。
広島市の中心に位置する「平和公園」周辺には、世界遺産に登録された原爆ドームを始め、原爆慰霊碑、折り鶴の子の像、平和記念館など数多くの記念碑や資料館、展示館がある。
その中でもとりわけ多くの人々が立ち寄り、思いを込めておった千羽鶴をささげていくのが「原爆の子の像」である。それは、爆心地から2キロの自宅で被爆し、白血病で亡くなった佐々木禎子(ささきさだこ)さんが白血病からの回復を願って、一心に折続けた姿を象徴的に記念碑に映したモニュメントである。又「サダコと千羽鶴」(原文:英語 エレノアコア著)は、今日まで、あまたの世界中の子供たちに読み継がれ、その物語に共感を覚えた多くの子供たちによっておられた千羽鶴が、広島に届けられている。これほど言語、文化、時代を超えて「サダコ」の物語が人々に受け入れられるのは、それが「希望と再生」の物語にほかならないからである。
我々人間は,戦争という愚行を繰り返しつつ歴史をいきてきた。また同時に、知恵と希望の力を駆使して廃墟と絶望の中から幾度となく、逞しく再生を果たし、助け合って、生きてきたのも事実である。
平和公園を訪れる人々は、たとえ一時的にであれ、また個々の思い、考えは多様であっても、心の底から平和の尊さを学び、帰路に着く。我々NPOは、子供たちが「ヒロシマ」を追体験して芽生えた平和に対する熱い思いを、ITの特性をフルに活用した新しい平和教育の形にして、より効率よく、リアルタイムで全世界に発信すべく結成された。我々は過去に学ぶ事によって現在を見つめ、より良い未来を手にする為の最初の一歩を、まさに未来を担う子供たちと共に踏み出そうとしている。それが「千羽鶴未来プロジェクト」である。
「千羽鶴未来プロジェクト」は,今を生きる私たちと同時代を共有する未だあったこともない人々の命への共感と、傷つき病める多くの人々を思いやる心を、過去からの「再生」の経験をキーワードに、より具体的な形にして世界に発信し、「希望」すなわち「平和」へ思いの組織化を図ろうとするものである。それが、「ヒロシマ」すなわち、人類の負の歴史の記憶を、風化させることなく、平和な未来への足がかりとなるように引き継いでいく道であると信じるからである。
無期限
ITを駆使して到達可能な世界中の子供たち。同様に、未来を担う子供たちのこのプロジェクトに理解、サポートを惜しまない大人。世界中のいわゆる「学校」に属する子供たち、又「学校」という枠組みを超えて、「希望の組織化」に労を惜しまない人ならだれでも。
我々NPOが注目したのが前述の「原爆の子の像」にあつまる千羽鶴である。世界各地の子供たちから送られてくる平和への願いのこもった千羽鶴、また、多くの人々の鎮魂への祈りと癒しへの強い意志のこもった千羽鶴の行く末が、現実には大きな問題となっていることである。
我々は、それらの千羽鶴を再生紙として甦らせ、いまひとたび世界平和と再生の象徴としてのヒロシマから、さまざまな形に変えて、子供たちの未来への糧として再び世界に羽ばたかせようと考えている。広島市は、有識者による検討委員会に諮問したりと、その処分方法について、さまざまな方策を検討してきたが,未だに決定的な方策は見出せていない。我々は、千羽鶴をささげる人たちには、最終処分の方策に関する議論に参加する権利があるとの見解のうえ、「焼却」,「再生紙としての活用」、「永久保存」という選択肢から、「再生」を希望する人たちの、再生後の活用についてのアイデアを収集、集約し、それらの案の具体化のプロセスに学校や、子供たちの参加を募り、より効率よく現実化していく手段に、ITを大いに活用したいと考えている。
このインターネットによる平和教育プログラムは、世界中の子供たちに「平和」を願うこころの種を蒔くのと同時に、人々のこころの底にある「鶴の恩返し」という普遍的な相互扶助という人類愛の精神を、行動を伴う形として実現することにある。(たとえば:記念プロジェクトとして、千羽鶴再生紙ノートを、必要としている国、地域の学校にとどける。)
さらに活動を通して出会った、地域文化や、言語、人種、歴史、風土の違いを知り、認め、理解することを、平和教育プログラムの重要な点と認識し、発展させ、多様な価値観を理解できるようにする。また、それぞれの国や町で、子供たちの理解する「平和」の姿の具体的なイメージを探り、原点を尋ね、ネット上で発表し、学習に役立てる。
当然、そのためには、多くのアクセス件数や、多様な言語に耐えうるシステム構築が前提にあり、ITならではの世界から、ITボランティアや、ウェブデザイナーの掘り起こしにもとりかかる必要性を感じているところである。
千羽鶴未来プロジェクトのお知らせ
2011/07/21 Thu
千羽鶴未来プロジェクトでは、広島青年会議所と協力して広島の平和公園に集まり、永久保存として保管されていた千羽鶴を再び羽ばたかせようと、再生事業のワンステップとして、解体作業を行います。開催された折り鶴は青年会議所の提案で「折り鶴モザイクアート」に生まれ変わ平和公園で8月27日に公開されます。残った折
千羽鶴未来プロジェクトの基本方針
「千羽鶴未来プロジェクト」は、千羽鶴の再生を通して世界の子どもたちと共に平和について学びます。
PDFファイル(505KB)
プリントアウトしてご利用ください。
千羽鶴未来プロジェクトの主な活動
2011/12/24 Sat
千羽鶴の解体作業をお願いする予定の広島周辺の作業所の一つに「きつつき作業所」があります。11月から再生グッズのセット詰めをお願いするため、作業所を訪問しました。そこで見たのは街のケーキ屋さん顔負けの設備とクッキーの種類。色々と主食させて頂き「美味しさに」驚きました。 いわゆるプロ顔負けの出来映えです
再生活動以外の主な活動
2012/02/03 Fri
千羽鶴を再生して作るグッズの中から、「A6ノート・ボールペン・しおり」をセットする作業を社会福祉法人「きつつき作業所」にお願いをしています。その作業所からグッズを袋詰めしている写真が送られてきました。「作業をしているのは知的と自閉症の重複障害の方です。障害の特性をすまく生かせたことで、軽度の障害の方
千羽鶴未来プロジェクトは、千羽鶴再生ノートの販売と、会員による年会費で運営されています。